知人の出世

同世代の陸上自衛隊山口駐屯地の元司令が昇任されたことを挨拶状で知りました。40歳という最年少で第17普通科連隊長兼て山口駐屯地司令(1等陸佐＝大佐)に就任され、まさにその時期に全国防衛協会連合会青年部会主催の「第8回全国青年研修大会・山口大会」を開催いたしました。全国から参加した仲間の部隊研修を山口駐屯地で引受けて頂き、射撃場における夜間射撃訓練を視察させて頂きました。防衛省に戻られてからも親交は続き、その後北海道の勤務が長かったので久しくお会いしていませんでしたが、昇進を楽しみに期待していました。予想よりも少し時間がかかりましたが陸将補つまり少将に昇任され、東部方面総監部という東京都練馬区所在の部隊の要職に就かれました。まさしく出世コースで将来は陸将つまり中将や大将に就かれる期待ももてる職務です。過日全国防衛協会連合会青年部会の会長と私の話題で盛り上がったとも書いてありましたが、私が防衛協会のすべての役職を退任した翌日なので寂しくもありました。同世代の方々が出世して益々活躍されるなかで思い出されるのは中原中也の詩です。「あゝおまえはいったい何をしてきたのだと　吹きくる風が私に云う」私の現状を情けなく思います。