山口市中堅職員との意見交換

　山口市の中堅職員、年齢で申しますと40歳代の数名の職員皆様と意見交換をいたしました。就職氷河期に入庁されたこともあり、学歴も私より偏差値の高い大学を卒業されていて、とても優秀だと感じています。市政全般にわたって施策について意見を交わしますが、それぞれしっかりとした自分の意見を持っておられ、山口市の将来に期待が持てます。私の年齢からして皆様が部長や支所長に就任され、市議会本会議場で答弁に登壇される頃、私が議場にいないだろうことは残念に思います。

ワーケーション

　山口市北部のふれあいパーク大原湖については合併当初から何度も市議会で議論しており、その間にはブームも到来して、最近では多くの来客でにぎわっています。その議論の中にワーケーションとしての活用も推奨しています。ワーケーション（Workation）とは、work（仕事）とvacation（休暇）を組み合わせた造語です。テレワークを活用し、リゾート地や温泉地など普段の仕事環境とは異なる場所で、働きながら休暇を楽しむ新しい働き方です。休暇を取得しながらのテレワークは、一見実現へのハードルが高いように思えます。しかし、ワーケーションは政府も推進している働き方です。そのために同施設ではWi-Fi環境も整備しています。

公共交通利用促進

　山口市では公共交通の利便性の悪さが指摘されます。鉄道もバスも路線はあるのですが、利用者が少なく便数が少ないためです。利用者が増加すれば便数も増加するはずと信じて、できるだけ乗車を心がけています。今夜もバスで山口駅まで往復しましたが、問題は20時を過ぎると1時間30分後まで次の便がないことです。私はその間の1時間を飲食店で1人で過ごし、売上に協力しました。その飲食費とタクシー料金を比較すると飲食費の方が高額でしたが、バスの最終便に1人でも多く乗車することが重要だと認識しています。その便に乗客がいなければ、その便も減便されてしまうからです。

山口県農業試験場跡地活用

　山口県農業試験場跡地の活用へ向け県と市が設置した農業試験場等利用検討協議会は、民間事業者との対話によるサウンディング型市場調査の結果を公表しました。調査結果を分析、整理し、「未来のまち」として想定される跡地の対象地に4つのゾーンを設定しています。居住・生活利便機能、地域交流機能、まちのリビング機能、遊び・学び・文化機能、チャレンジ支援機能、資源・エネルギーマネジメント機能です。今後、配置イメージを検討し、基本計画でゾーニングを決めるそうです。

山口県農業試験場跡地利用検討状況

　第５回農業試験場等跡地検討協議会が開催され、サウンディング型市場調査の結果を踏まえた農業試験場跡地利用の検討状況について報告がありました。サウンディング型市場調査につきましては10社の参加事業者で、令和6年1月30日から2月2日にわたり対話を重ね、導入機能等について提案を受けています。報告書では中間整理、意見・提案、分析・整理とまとめられていて、さらにゾーニングの考え方が3パターン提案されています。結論としてはまだまだ具体的には想像できないといった報告でした。

医療機器製造テルモ

　医療機器製造のテルモ山口は山口市の産業団地山口テクノパークの製造設備増設に伴い、山口市と協定を結びました。投資額は28億円で、2026年12月の稼働開始を見込み、新たに約150人の雇用を計画しています。カテーテル関連製品を増産し、外注している注射器生産工程の一部を自社で行うとのことです。

令和6年4月1日付山口市職員人事異動内示

　山口市職員の人事異動内示が発表されました。異動人数は534名で、昨年度と比較すると20名の減でした。課長級以上の異動は90名、新規採用人数は51名、職員総数は対前年比12名増の1,696名となりました。部活動地域移行に向けた推進体制の強化、災害から生命と財産を守る防災・減殺の取組に向けた体制の強化、若者活躍と雇用創出の環境づくりに向けた推進体制の強化、戦略的な起業・創業に向けた取組支援の強化、「こども家庭センター」の効果的な運営に向けた組織体制の強化のため令和6年度の組織改編が実施されました。

救急活動の多言語訓練

　米有力紙ニューヨーク・タイムズの「2024年に行くべき52ヶ所」で世界の旅行先として3番目に選ばれた山口市の市消防本部が、観光などで増加が見込まれる外国人に対する救急活動や119番を受けた際に円滑に対応できるように多言語対応訓練を実施しました。多言語コールセンター「やまぐちコールセンター」や多言語音声翻訳アプリ「ボイストラ」、コミュニケーション支援ボードを使って実施したそうです。

山口市2024年度予算案

　山口市は2024年度の一般会計当初予算案を発表いたしました。過去最大1092億円で初めて1千億円を超えましたが、市役所本庁舎や湯田温泉パークの整備による増加です。私が12月議会で要望した高校生世代の医療費無料化や、9月議会で指摘した浸水が続く地域への移動式排水ポンプ設備の増設、6月議会で主張した山口情報芸術センター[YCAM]と連携した創造的なまちづくりの推進、3月議会で議論した放課後児童クラブについては臨時学級開設等による定員拡大に、それぞれ予算が計上されています。16日開会の市議会定例会で審査することとなります。

文化財保護にふるさと納税の活用

　山口市の観光関係団体等で構成し市内の歴史文化遺産の活用を推進する協議会が、ふるさと納税制度を活用した文化財保護に取り組むよう市に提案しました。2021年11月に設立された「シビックプライド醸成に繋がる歴史文化遺産活用推進協議会」で、会長は「ニューヨーク・タイムズに取り上げられ注目されている。この機会に是非、実現して欲しい。」と述べられています。