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2016年08月04日

ミサイル防衛能力の限界 [国防]

北朝鮮が昨日「ノドン」とみられる中距離弾道ミサイル2発を発射し、うち1発が約1000km飛行して秋田県・男鹿半島の西約250kmの排他的経済水域(EEZ)に落下しました。北朝鮮のミサイルの弾頭部分が日本のEEZに落下したのは初めてですが、日本政府はミサイルの破壊措置命令を出すことができず、ミサイル防衛能力の限界も露呈してしまいました。北朝鮮は今回のミサイル発射に関して事前通告せず、車両で移動できる発射台を使ったとみられることから、周辺国や国際機関でも十分な兆候をつかめなかったそうです。日本は迎撃ミサイルを搭載したイージス艦や地上配備型迎撃ミサイルのパトリオット(PAC3)を展開させておらず、国が各自治体などを通じて緊急事態を知らせる「Jアラート」の発信もありませんでした。常時迎撃体制をとることができる陸上配備型の高高度迎撃システムの導入に向けた議論を加速する必要があるかもしれません。

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