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2016年06月17日

ラストエンペラーの極秘の護送 [歴史]

ラストエンペラーこと旧満州国皇帝の愛新覚羅溥儀は敗戦直後の1945年8月、奉天(現・瀋陽)郊外で旧ソ連軍に拘束され、数カ月間、シベリア南部のチタで軟禁されました。拘束からチタまでの護送ルートは不明でしたが、護送責任者だったソ連軍政治将校ジェルバコフ少尉が経由地をびっしりと裏書きした1枚の写真を確認したとの記事を見ました。機密行動だったようで、米国や蔣介石率いる中華民国の目を警戒したとみられるとのことです。私は高校の先輩である岸信介元総理を尊敬しているので、満州国にも大変興味があります。従ってその皇帝であった溥儀についても伝記をはじめかなりの本を読みました。しかしそのほとんどの記述は満州国皇帝を退位するまでで、ましてや拘束後の足跡についてはこの度初めて知りました。ジェルバコフ少尉は溥儀に悪い感情は持っておらず、厳しい境遇に同情していたとのことです。彼の人生は確かに歴史に翻弄され、壮絶な人生を歩んだと言えます。
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