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2022年05月08日

嘉村磯多生家 帰郷庵 [市政]

 山口市北部の中山間地域にひっそりと佇む古民家があります。私小説家である嘉村磯多の生家が保存してあり、帰郷庵との名称で文学と自然の融合した空間として、スローライフ体験ができる施設として開放されています。嘉村磯多は明治44年に私の母校の前進である山口中学に入学、文学に関心を抱く一方、哲学や宗教へも関心を深めていきます。大正から昭和にかけて東京の文壇で活躍し、多くの作品を残しました。昭和8年に病で35年の生涯を閉じましたが「私は都会で死にたくない。異郷の土にこの骨を埋めてはならない。」との言葉を残しています。
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